年収300万円の私が中古物件×リノベーションしてみた【連載⑤】

リノベーション 2020年2月12日

「365リノベ」で中古マンションを購入しリノベーションをして、夢の素敵な住まいを手に入れ、憧れのスローライフを満喫中です。

これまでのあらすじは以下の通りです。

リノベーション成功を祈り地鎮祭を完工!そしていよいよ工事!と張り切っていたものの、リノベーションに不測の事態はつきもの?!我が家のリノベーション工事は一筋縄ではいかなかったのです…

リノベーションの醍醐味をおすそ分け!

突然ですが、みなさん「リノベーション」の醍醐味ってなんだと思いますか?私はリノベーション会社に勤務していますが本部にいるため、実は建築に関しては素人、一般の方と同じ感覚です。

仕事柄今まで数々のリノベーション物件を見てきました。そんな私が感じるリノベーションの醍醐味は、やっぱり「ビフォア・アフター」だと思うんです。年季の入った古いマンションがこんなに綺麗でおしゃれに、そして住みやすくなるということを自らの目で見て体感することだと思います。私が見てきた物件の多くは、リノベーション後に拝見することが多く、ビフォーの状態は写真でしか見られません。しかし「365リノベ」スタッフでもある私は、モデルルームのリノベーションを検討する際に何度かリノベーション前の物件に行く機会があり、実際にリノベーション前・リノベーション後を体感することができました。ここにキッチンあったよね?!あれ?あんなに古かった室内がこんなにおしゃれになるの?!この棚、絶対使いやすそう!などなど・・・あの感動は何度体感しても薄れることも減ることもありません。だからこそ、自分がリノベーションをするこのチャンス、私の周りの人にも「あの感動を体感してほしい!」そう思って、リノベーション前の自分のマンションを家族、友人に見てもらうことにしました。

友人とは、リノベーション前を良いことに、記念に室内のクロスに落書きをしました。(笑)みんなどんな部屋になるかワクワクしてくれていたと思います。

リノベーション工事いよいよスタート!でも…

さていよいよ工事スタートです。リノベーション工事は、間取りをガラリと変えるので、もちろん我が家も室内の解体から始まりました。が・・・早速問題が発覚したのでした。解体してみて、元々壊せると予想していたコンクリートの壁が実はマンションの躯体(構造部分)にくっついていたことが発覚し、コンクリートの壁を残さなければいけなくなってしまいました。

つまり、プランニング(間取りの作成)を1からやり直しとなってしまったのです。これもリノベーションの醍醐味・・・と言っていいのか分かりませんが、解体後に問題が発覚するケースは実はよくある話です。木造住宅のリノベーションの場合、解体後に土台にシロアリ被害が発覚なんてことはよく聞く話ですし、見えない部分を見えるようにしたからこそわかる問題。そこを解決できるのがリノベーションで、だからこそ安心して長く住めるのだとも思います。

さらに追い打ちをかけるようにトラブルが発覚。なんと天井から雨漏れが起こっていたのです!!(あぁ…おふざけで地鎮祭ごっこなんてしてしまってすみません!)最上階の私の部屋の上は屋上、屋上に溜まった水が漏れていたのです。これも天井を解体したからわかったことで、前に住んでいた方は気づいてもいませんでした。そんな問題だらけのリノベーション工事。どうなってしまうの?!

問題多発!どうなる我が家!?

まずはプランニング(間取りの作成)やり直し。解体後には大工工事が入りそれまでに間取りを確定する必要があるため、解体期間の短い期間の中、再度プランニングをすることに。最初の段階でどんな生活をしたいのか等ヒアリングされていたのですが、再度ヒアリングされることもなく、またしてもベストプランを出してくれた弊社のスタッフにはつくづく驚かされました。(手前味噌です。)壊せない壁をうまく利用した回遊性のある間取りは、実際住み始めてからも狭さを感じることがありません。(詳しい間取りについては、こちらの記事をご覧ください。)

むしろ初めのプランより今のプランの方が良いのでは?と思わせてくれた間取りでした。新しい間取りも安心納得することができ、壊せないコンクリート問題は無事に解決です!(今ではむしろ結果的に良かったと思うくらいです。)

次に、雨漏れ問題。これが難関でした。購入する際に懸念していた「管理体制」がここにきて問題になったのです。(詳しい内容は、連載④をご覧ください。)「自主管理」体制だったこのマンション。修繕計画もなく、もちろん修繕積立金もありませんでした。この雨漏り、一体誰が直しその代金は誰が支払うのか?屋上部分は、共有部分になるため住民全員の持ち物になり、私が勝手に直すわけにもいかず、もちろん私が払う義務はありません。不動産スタッフがマンションの持主さんとの間に入ってくれ、交渉を進めてくれました。その間ももちろん工事は続いています。雨漏り部分以外の場所から工事を進めてくれましたが、最終的には工事がストップしてしまいました。不動産スタッフの巧みな交渉により、なんとか持主さんの側で修理をしてもらえることになり、屋上の雨漏り工事を経て、工事が再開されました。この間、なんと約1か月かかってしまいました。

プラス家具でさらなる快適・さらなる上質を!

さて話は変わりますが、以前から書いている通り今回のリノベーションの工事は「365リノベ」という「中古マンション購入+定額リノベーション(家具付)」の商品でお願いしています。この「365リノベ」は自由に選べる家具が60万円分もついてきます。家具を入れ替える時って、実はそうそうないですよね。さらに「365リノベ」なら住宅ローンに60万円からはみ出た分の家具代もプラスして借り入れすることができるんです。だから60万円分にプラスしてこの機会に、一生使える家具をまるっと入れ替えることにしました。家具についても素人なので、室内のテイスト「SLOW CAFE-スローカフェ-」にぴったり合う家具を提案してもらいました。こちらからのオーダーはこんなものでした。

  • ホームパーティーや趣味の手芸をしたいので、大きなダイニングテーブルが欲しい
  • 一生使うつもりで買ったレザーの一人がけソファも引き続き使いたい
  • 長い時間過ごすベッドを質の良いものに変えたい

室内の雰囲気がわかるインテリアプレゼンシートを見た時には、トキメキが止まりませんでした。室内に置く家具が室内の雰囲気にあっているからこそ、相乗効果でより上質な空間になるんだと改めて感じました。完成が楽しみで仕方ありませんでした。

さらに家具の話とはズレますが、+オプションで「二重サッシ」の取り付けをお願いしました。マンションにおけるサッシは共有部分になるため勝手に入れ替えはできません。ですが、築40年の我が家のサッシは「ザ・昭和」の古いものでした。実際のところ、この二重サッシは本当につけて良かったと思っています。夏の暑さや冬の暖かさはもちろんカビの原因になる結露もなく、快適性が格段にアップしました。古めのマンションをお考えの方に「二重サッシ」は本当にオススメです!

いよいよ完成!夢のマイホーム!!!

さて話は、リノベーション工事に戻ります。無事にプランニング・雨漏れ問題を解決した我が家のリノベーション工事は順調に進んでいきました。

実は私、工事中の我が家には解体中の1度しか見に行っていません。自社の施工力を信頼していましたし、何より完成が待ち遠しくあえて工事中を見ずにワクワクを貯めておきたかったのです。完成を想像し毎日ニヤニヤ、ワクワクを貯めていました。今思うとちょっと気持ち悪いですね。そんなこんなで、雨漏れ問題により工期は予定より約1か月ほどオーバーし、最高の素敵な我が家が完成したのです!

あぁもう最高!ワクワクが止まらない!これから(今のところ)一生ここに住んで、毎日色々なことを想って色々なことを自由に愉しくできるんだなぁ~~ドキドキする~~ 楽しみで仕方ない!!こんな私でもイエモチになれちゃうだなぁ~ワクワクドキドキが止まらない~

気になる完成したわが家は、次回大公開します!(笑)

次回最終回!

・・・最終回の次回は、最後だから語り尽くします!いよいよ完成した我が家のご紹介、一年住んで変わったこと、リノベ先輩の私がこれからリノベーションをしたい方、検討している方へ、もっとこうした方が良かった点、失敗しちゃったなと思う点など、失敗学をなどを語り尽くしたいと思います。次回をお楽しみに。

 

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