物件の耐震性
お家探しお役立ち情報
2023年7月2日
今回は、物件の耐震性についてお話ししたいと思います。物件探しの中で、新耐震基準や旧耐震基準ということを耳にすることが多いと思います。旧耐震基準は、建築基準法上の耐震基準として、震度5強程度の中規模地震でほとんど損傷しないことを基準に設定されています。つまり、5強程度の中規模地震に耐えられることを前提に造られています。
新耐震基準の建物は、阪神・淡路大震災クラスの震度6強~7程度の地震で倒壊、崩壊しないことを前提に造られています。こちらは、保有水平耐力計算というものを基準として、耐震性を測っています。
新耐震基準の方が耐震性高いから安心と思われがちですが、そういうわけでもございません。実際に東日本大震災に被害を受けた物件は罹災証明が出ています。調査してみると、地盤が緩い物件は新耐震でも全壊の表記で、地盤が強固な物件は、旧耐震でも一部損の罹災証明でした。一概に新耐震だから安心とは言えないのです。耐震性が気になる方はぜひご相談ください。