おすすめの本ご紹介
こんにちは!オノヤ365リノベ吉祥寺スタジオの仁平です。
今回は私が読んだ本の中でおすすめのものをお話したいと思います。
但し、まだ全然数は読んでいないので、現段階で、ということのなります。有名なものしかまだ読んだことありません。読書家の皆様、お手柔らかにお願いいたします。
また、少し古いものでなります。ご注意ください。
1.幸田露伴「五重塔」
名前の通り五重塔を建てる職人の話です。のっそりしており、今までチャンスを逃してきた主人公が、職人として意地を果たすため、困難に立ち向かいます。
何と言っても、表現力がすごいです。地の文は昔の形式なので取っ付き辛いかもしれませんが、それでなければ為しえない表現だと思います。吸い込まれます。
2.二葉亭四迷「浮雲」
またまた有名な小説ですね。名前は聞いたことあるという方も多いのでは?
この小説は、二本の近代文学の嚆矢ともいわれます。日本で最初の言文一致です。それまでの小説は、江戸文学の影響が強く、勧善懲悪が主でした。近代文学は、より人の自然なあり方、心情の機微、作者の思想を表現する方向へと向かっていったものだと思います。
その先駆けのため、作者も苦労したと思いますが、先駆けとは思えないクオリティー。一つの家の中での出来事を、心情の移ろいとともに述べています。内容も面白いです。
少しボリュームありますが、是非読んでみてください!
いかがでしょうか。とっつきにくいものではありますが、人生に豊かさをくれるものだと思います。挑戦してみてください!