先代の想いを受け継ぐ、築100年リノベーション

以前O様のおばあ様が過ごされていた部屋は明るく居心地が良かったこともあり、隣接するキッチンをつなげて大きなLDKにしたいということがきっかけでリノベーションを決意されました。
およそ築100年の住まいは過去2回修繕を施してはいるものの、状態が良く大切に維持してきたことが垣間見えるつくりだったこともあり、これから先もこの家に住んでいきたいという想いを込めてリノベーションすることになりました。

O様からのご要望として、機能面においては「全体的に寒いことを改善してほしい」という点、また、デザイン面においてはお子様がいるので「暗すぎず、ただ明るすぎない様に仕上げたい」というご要望がありました。
また、リビングの上部にお子様たちの夢だった「ロフト」を設けたいというご要望もありました。

ロフトへと続く階段も空間によく馴染むデザインに。

大きな窓からは奥まで届く光が差し込む。

メインとなるリビングには以前から残る梁や火打材に加え、今回新たに付け加えられた部材が混在しており、先代より「住まい」を大切にされてきた想いを感じることが出来ます。
他にも、LDKの主役ともいえるロフトに続く階段や、テレビの背面壁部分に取り付けられた棚、開放感あふれる勾配天井、統一感のあるインテリアなど随所にこだわりを詰め込んでおり、新旧の日本家屋の良さが味わえる空間となっています。
家族が集うLDKを変えることで、家族がもっと楽しく、もっと快適に過ごすことができる「住まい」が完成しました。

趣を生かした室内。

テレビ背面の壁がアクセントになっているリビングスペース。

工事期間は長いものでしたが、完成して仕上がりの良さ、デザイン性の高さ、使い勝手の良さに大変満足し、感動しています。築100年以上の建物なので、これからも永く大切に住み続けていきたいと思い、多くの注文や要望をしてはいましたが、ひとつひとつ真摯に丁寧にそしてより良い提案もしていただき、期待を大きく上まわるリノベーションとなりました。最後に担当していただいた方には、いつも笑顔でこちらの要望に答えてもらい、大変お世話になりました。

家族そろって食事を楽しめる、すっきりとしたキッチンスペース。

収納も十分確保されている。