「室内窓」でリノベーションをワンランクアップ
突然ですが、「室内窓」ご存知ですか?窓と聞くと建物の外壁面に採光や換気などの目的でつけるものと思う方も多いと思います。近年のリノベーションではその窓を室内に設けるデザインがよく見られます。今回は「室内窓」についてリノベーション事例を挟みながら解説していきます。
室内窓のメリットは?
事例を見ていると室内窓っておしゃれだけど、本当に必要?と疑問に思う方もいるかもしれません。この章では室内窓のメリットについて解説していきます。
室内窓で明るさを確保!
導入部でもお話しした通り、窓の取り付けには採光の目的があります。外壁面と接していなくて明るさをとれるの?と思うかもしれませんが、取れます。
コチラの間取りは、仙台でリノベーションを行う365リノベが手掛けたリノベーション後の間取りです。部屋の中央右に寝室があるがあるのがわかりますね。
この寝室には外壁面に窓がなく一見すると暗いのではないかという疑問がわくかと思います。
実際の物件はこんな感じです。最近はやりのインダストリアルテイストで全体的に暗い色を使ったイメージを持たれるかと思います。木製枠にガラスがついた窓が見えるかと思います。ここが寝室です。閉じた状態ではありますが、リビングからの光が十分に寝室に行き届いていますね。
中をのぞいてみても、こんなに明るい。
室内窓による明るさの確保が伝わったでしょうか。
室内窓で抜け感を演出!
こんどはキッチン。奥にはダイニングに続く開口はあるが、四方を壁に囲まれたキッチン。四方を壁に囲まれると圧迫感がどうしても出てしまします。しかし、室内窓を付けることで、奥行きを感じられゆったりとしたスペースに感じませんか?おまけに明るさも確保できるので、少し狭いと感じるお部屋には室内窓を付けてみてはどうでしょう。
室内窓で気配を感じる!
例えば小さなお子さんがいるご家庭や、非常に仲の良いご夫婦で暮らしている場合、別々の部屋にいながらも気配を感じたいということがあるかと思います。小さなお子さんの場合は何をしているのだろうと気になってしまうものです。そんなときに空間を緩く仕切ってくれるのが室内窓です。上の写真のように、すりガラス長のものを採用するとよりプライベートな空間を守りつつも気配を感じられるようになります。
こんな風に室内窓を開けると別々の部屋にいながらコミュニケーションをとることも可能ですね!
室内窓でアクセントを!
ただ壁にするのは味気ないけど、何をしたらいいかわからないと思ったあなた室内窓を付けてみましょう。
こちらは個室に室内窓を取り付けた事例になります。隣の部屋と隣接する壁に内窓を取り付けることにより、普通の壁になるはずだったところにアクセントが付きました。この事例では壁と同色も白い枠のものを採用していますが、しっかりと目を引くアクセントになっていますし、壁と別の色(黒やグレーなど)を用いるとより目を引くようになるかと思います。
室内窓で理想の空間を
いかがでしたか?室内窓の魅力が伝わったでしょうか?マンションリノベーションだと、窓がないような部屋は暗くなりがちです。また、仕事部屋などでも子供の様子が見たいという方には、まさにピッタリなのがこの室内窓。ガラスは一般的な透明のものから、すりガラスや気泡が入ったものなどたくさんあります。あなたのリノベーションプランにも取り入れてワンランク上のリノベーションをしてみてはいかがでしょう。
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