猫も人も快適に暮らすためのマンションリノベーションとは？【事例付き】

ペットの需要が高まっている中、集合住宅のマンションでも「ペットを飼いたい！」という方は多いはずです。
最近のマンションの中にはペット飼育が可能な物件が増えてきていますよね。加えて、築年数がある程度経過した中古マンションの中にも、ペットが飼える物件が数多くあります。

ペットの中でも特に人気の高い“猫”はきれい好きで、鳴き声も犬に比べるとさほど気にならないので飼いやすいイメージがあります。
でも、そこはやっぱり生き物。室内で飼う場合、トイレの匂いや爪とぎの傷など、気になる部分があるのも正直なところです。
そこで今回は、猫も人が共に快適に暮らすためのリノベーションプランを、事例を踏まえて紹介していこうと思います。

猫の匂いが気になるときは壁に注目

参照：リリカラ　https://www.lilycolor.co.jp/interior/products/wallcoverings/pet_wallfloor/index.html

ペットを飼うときにいちばん気になるのはやっぱり“匂い”ではないでしょうか？
猫特有の匂いや排せつ物の匂いは、染みついてしまうとなかなかとれない厄介なものです。特にマンションは一軒家とは違って
通気性バツグン！というわけではありませんので、匂いもこもりがちになります。
そこでおすすめなのが、消臭機能がついたクロス（壁紙）や床材です。

猫の匂いは、先ほども書いた排せつ物や汗等が主な原因になるので、本来であればそれらに含まれるアンモニアや酢酸を分解・除去すれば匂いは解消されます。
しかし、壁や床はそう簡単に取り外してゴシゴシ洗える場所ではないので、予め消臭効果がある壁紙や床材を選んでおけば
匂いを気にすることなく猫と一緒に暮らせるというわけです。

猫の大きさはどんなに大きくても小型犬くらいがほとんどだと思うので、もし消臭効果がある壁紙を取り入れる場合には
床から腰の高さまでを消臭効果がある壁紙にして、腰から上は通常の壁紙を貼る等すれば
デザイン性も損なわれずに済みます。

もう1つ紹介しておきたいのが消臭機能がついた“タイル”。
代表的な素材としてはLIXILの「エコカラット」が挙げられます。(参考サイト：LIXIL http://ecocarat.jp/)
消臭効果があるのはもちろんデザインも豊富なので、部分的に貼るだけでもおしゃれ空間ができちゃいます！
自然と匂いを取ってくれて、かつおしゃれな部屋に仕上がるなんて一石二鳥ですね！

猫の引っかき傷が気になるときは床に注目

参照：サンゲツ　https://www.sangetsu.co.jp/style/wall_choose02.html

知っている方も多いと思いますが、猫は自分で爪とぎをします！猫を飼っている方からは、床や壁、柱やカーテンが
ボロボロ…なんて話もよく聞きます。
習性なのでしょうがないのですが、できる限りマイホームに傷は残したくないですよね。

そこでおすすめなのが、“ペット用フローリング”。今は様々なメーカーで取り扱っており、これもまた先ほどのタイル同様
デザインが豊富です。傷に強く、仮に傷がついてしまっても目立ちにくい柄のものもあります。
余談ですが、実は床選びはペットを飼う上で取っても重要なポイントになってきます。
固い素材やツルツルした素材のものを選んでしまうと、猫の身体に負担がかかるだけではなく、滑ったり転んだりする危険性もあります。
できるだけ、滑りにくく柔らかい（コルクや無垢材等）を選んであげましょう。

もしも、「床のフローリングを全部貼り替えるのはちょっと難しいかも…」という場合には、
・ペット用のフロアコーティング
・フロアカーペット
なんかもおススメです！

猫の「ストレス」を解決したいならこの2つがおススメ！

猫は自由気ままにあっちこっち移動するイメージが強いですが、室内は猫にとって障害物がいっぱい。
もしかすると窮屈に感じているかもしれません。部屋を遮るドアがあったり(たまに自分で開ける猫もいますが…)、床にモノが置いてあったり。
猫にも優しい家づくりをしたいなら、この2つをおススメします。

キャットウォーク

部屋の中で猫が自由に動き回れるキャットウォーク。最近人気です！インテリアの一部としてさりげなくつけてみたり
1部屋まるごと猫の遊び場にしてみたり、取り入れ方は様々です。
猫はもともと高いところが大好きなので、テーブルや棚によく飛び乗ります。そして、テーブルに置いてある飲み物をたまにこぼしたり
棚の上にある花瓶を落としたりします(笑)　人にとってストレスになることはもちろんですが、猫にとっても危ないですし
ストレスなりますよね。

キャットウォークをつけてあげることで、障害物を気にせず高いところにピョンっと飛び乗ることができますし、移動の幅も広がるので
ストレスも減るはずです。

人間の使うドアの下に、猫専用ドアをつけてあげれば猫も部屋と部屋を自由に行き来できます。人の手を借りなくても好きな時に好きな場所へ行ければ、ストレスフリーな生活ができますよね。

猫に優しい家づくりは、人にとっても優しいのです！

いかがでしたか？
おしゃれな空間を崩したくない！と、どうしても家づくりは人優先になりがちですよね。でも、猫も大事な家族の一員。
猫のライフスタイルも考えたデザインリノベーションで、いつまでも快適なペットライフを楽しみましょう！

吉祥寺・武蔵野・三鷹でリノベーションをお考えの方

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